池田清彦先生【生物学評論家】プレゼンツ
動物園を100倍楽しめ、子どもに尊敬される知識ベスト5
今回の記事では5位(フラミンゴ)と4位(シマウマ)を紹介します。
まずは…第5位
フラミンゴ…アフリカ・南ヨーロッパなどに生息
子どもに尊敬される…ホンマでっかな知識は…
フラミンゴの足の関節はひざではなくかかと!?
人間のひざは前に曲がるが、
フラミンゴのひざは後ろに曲がる
ひざだと思ってた関節は、かかと…だったんですねぇ。
フラミンゴって変な歩き方するなぁ~なんて思ってましたけど
そんな秘密の(!?)理由があったんですね。
フラミンゴのひざは、胴体に隠れていて見えない
フラミンゴはつま先歩きで歩いているイメージ…何だとか。
続いての…第4位はシマウマ
シマウマ…アフリカのサバンナに棲息する
アフリカの人はシマウマを家畜にしようとしたが、
気性が荒いため飼いならせなかった…そうです。
シマウマってライオンに襲われて、食べられる
弱~いイメージしかありませんでしたが、違うですね。
シマウマの特徴と言えば….白と黒の縞模様ですが
シマウマは大きくなっていく胴体や臀部は縞が太いが、
大きくならない顔や足先は縞が細い…そうです。
で、なんでシマウマは白と黒の縞模様なのか…というと、
シマウマの縞模様は、虫に血を吸われないため
虫は虫でも特に、アフリカに生息するツェツェバエに刺されないため。
ツェツェバエに刺されると眠り病にかかり死に至る(人と動物共通)のだが、
縞模様には虫(ツェツェバエ)が寄ってこないことが分かった。
体毛が長い動物はハエが毛の中に潜れないため刺されにくい
毛が短いシマウマは、縞模様にすることで虫に対抗した…そうです。
縞模様にハエが寄り付かないと実証するため
縞模様、白色、茶色、黒色の馬で実験が行われた
すると縞模様だけがハエが寄り付かないことが分かった
ツェツェバエの吸血を調査したところ、シマウマの血はほぼなかった
シマウマの縞模様は、もともとライオンなどの
肉食動物に襲われないためのカモフラージュだと思われてきたが、
現在、血を吸われないために縞模様に進化した説が有力となっている…そうです。